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【渋柿】冷凍して柿の渋を抜く方法を試してみた!やり方と食べてみた感想
- 2020/11/16
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お家で渋柿を甘くする方法といえば、干し柿にしたり、焼酎(アルコール)をヘタにつけて1週間ほどおくものが一般的かと思います。
我が家ではこれまで干し柿にしていたのですが、手間がかかって…。他の方法を試してみたくなり調べたところ、『皮をむいて冷凍する』というやり方が出てきました。
簡単だし、渋が抜けて、保存もできるって便利じゃん!?ということで試してみることに。今回は、冷凍による柿の渋抜きについてレポートしようと思います♪
渋を抜く前のもちょっと食べてみた
ビフォーアフターでどれくらい違うのか確認するため、渋抜き前のものを少し食べてみました。
薄く切ってかじってみると、一瞬甘いものの、すぐに渋みが…!すんごい渋いわけではないのですが、ず~っと口にの中に渋さが居座り続けます((+_+))
この渋さの原因は「タンニン」という物質が口の中で溶けだしたことによるもの。その溶けだしてしまう“可溶性のタンニン”を、溶けにくい“不溶性のタンニン”に変えることで食べても渋みを感じなくさせるのが渋抜きなのだそう。
冷凍して渋抜きしてみた!
やり方
1.柿を洗って、皮をむく
2.ラップでくるんで冷凍庫で3~4日おく
3.解凍して食べる
実食!
今回は冷凍期間がちょっと長くなってしまって、冷凍してから10日後に解凍して食べてみました。
解凍のやり方を変えて、3パターンで食べ比べしてみましたよ
1.冷蔵庫で24時間かけて解凍
中まで完全に解凍されていて、包丁で切っても崩れないくらいの軟らかさ。食べてみると、渋が抜けていて甘いのですが、部分的に後味に渋みがあるところがありました。
2.室温24℃で3時間自然解凍
こちらも中まで解凍されており、実は軟らかく、まだヒンやり冷えた状態。食べてみると、ほぼ渋が抜けているものの、後味でごくわずかに渋みが。自分だけで食べるなら許容範囲と思います。
3.室温21℃で2時間自然解凍
先端部分はよく解けているけど、ヘタの近くは少し凍っているシャーベット状態。食べてみると、先の部分は甘くて渋が抜けていたものの、他の部分はだいぶ渋が残っていました。食べきるのはツライ感じ。
解凍の仕方を変えて食べてみた結果としては、1日かけて冷蔵庫でしっかり解凍するのが一番良かったです。
冷凍法の結果と感想
《結果》
柿を冷凍する方法でも、ほぼ渋を抜くことができました。ただ、解凍する際に半解凍だとだいぶ渋みを感じたので、完全に解凍することをおススメします。
《感想》
用意するのはラップくらいで、手間がかからず簡単なのはすごく良かったです。ですが、完全に渋を抜くことができなかったのと、私は硬めの柿の方が好きなこともあり、実が軟らかくなってしまうところが気になりました。
最後に~柿に関するウンチク~
今回、柿について調べている時に“へぇ~”と思ったウンチクがあったのでご紹介します♪
・柿の品種は1000種類以上あると言われてる
柿は10世紀ごろにはすでに広く普及しており、長い間親しまれるうちに多様な品種が生まれたそう。同じ品種の柿でも、栽培されている地域によって違う名前が付けられていることも(例:平核無柿→八珍柿(新潟)、庄内柿(山形)、紀の川柿(和歌山)など)
・甘柿は渋柿が突然変異して生まれた
渋柿が一般的だった中、鎌倉時代の1214年に神奈川県の王禅寺で発見された柿が日本最古の甘柿(禅寺丸柿)と言われています。